皆さん、屋根と言えば何を思いつきますか?
雨・露をしのぐ・・・物
日差しをしのぐ・・・物・・・
など色々と思い浮かべると思います。
実は、屋根は建物にとって重要な役割があります。
風雨をしのぐのはもちろんのこと、建物の形を作る上ですごく重要になります。
屋根の形は昔から色々あり、入母屋・切り妻・寄せ棟・片流れ・etcと沢山の形があります。
住む地域によっても色々です。北から南へと移動するとよく分かります。
又使われる材料も変わっていくのが分かります。
屋根は建物のデザインを決定する部分なんです。
複雑なデザインをすると雨漏りの原因になったりコストUPになったりするので注意が必要です。
葺き材も色々ありますヨ。ガルバニウム鋼板・瓦系・スレート系デザインにより使い分けします。
又地域によっても使い分けが必要です。
時代によって変わる屋根勾配
ご存じでしょうか。
時代的にみて、平穏な時代の屋根は穏やかな勾配、荒々しい時代には急勾配な屋根に・・・
時により変化するのも屋根のデザインです。
おもしろいですね。
この40年近い間でもさまざまな流行がありました。
モダン・アーリーアメリカン・南欧風・シンプルと流行に合わせた建物、
当然屋根のデザインも変わっていきます。
今は・・・国の施策でZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)とやらで
片流れの屋根にして太陽光を乗せやすくするデザインが主、かもしれませんね。
屋根の形は建物のデザインを決める重要な部分です。
国の施策によっても屋根の形は変わるものの、
設計者の拘りはいつの時代になっても変わりません。設計者は常にチャレンジしていきます。
これからもご支援よろしくお願いします。
次回第3話は【建具】のお話です。お楽しみに。